つわり中をラクに過ごしたい!妊婦さんができる事【ラクに楽しく♪特集】
赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、助産師の高杉絵理さんからメッセージです。
妊娠がわかったら嬉しさとともにやってくる「つわり」。つわりは妊婦さんの約半数以上が経験するといわれている妊娠初期の不快症状です。そのつらいつわりの時期を少しでもラクに過ごせる方法をお伝えします。
つわりとは
つわりとは妊娠初期に現れる不快症状のことで、吐き気や嘔吐などの消化器症状や匂いに敏感になったり、嗜好や味覚が変化したり、眠気や疲れやすさが生じる、などがあります。人によって症状や程度はさまざまで、これらの症状が全てある方もいれば、消化器症状は全くなく、眠気や疲れやすさだけの方もいます。また、消化器症状も嘔吐が続く「吐きづわり」の方もいれば、空腹になると吐き気を感じる「食べづわり」の方もいます。
多くの方は妊娠5週頃より始まり、妊娠15週前後には軽快します。妊娠16週頃には胎盤が完成するのでホルモンバランスが落ち着いてくるからだと考えられていますが、つわりの原因は明らかにはなっていません。妊娠初期に分泌されるホルモンの影響ともいわれていますが、症状が現れない方もいるのでそれ以外の要因もあるのかもしれません。
食事のポイントは2つ!
つわりを軽減する食事のポイントをお伝えします。
①つらいときは無理して食べなくて大丈夫
つわりのときは、「食べられるものを食べられるときに」、「飲めるものを飲めるときに」摂取できれば大丈夫です。ママとしては赤ちゃんのために栄養バランスのとれた、温かいものを食べなくてはいけないと思う気持ちは強いでしょう。しかし、この時期は今ママに備わっている栄養だけで十分に赤ちゃんは育つので、無理して食べなくても大丈夫です。つわりがおさまったら赤ちゃんのために栄養バランスのとれた食事をとりましょう。
②つわりが軽い時間帯と、飲めるもの食べられるものを見つける
1日の中でも吐き気や嘔吐がつらい時間帯や、比較的飲食しやすい時間帯があります。朝方や夕方以降はつわり症状がつらい方が多いようです。
食事に関しては、さっぱりしたものや冷たいものの方が喉ごしもよく、つわり中でも食べやすい傾向があります。