安定期までは安静にしておいたほうがいい? ママの疑問に助産師が回答!
ただし、重い荷物を持つとおなかが張りやすくなるので控えてください。もし、外出中におなかの張りが気になったら、座れるところを探して少し休みましょう。
また、安定期はおなかがふっくらとしてくる時期です。気分がよい日はマタニティ服を買いに行くのもよいでしょう。この時期にから、出産グッズや育児グッズの購入を始めると、妊娠後期にゆとりができるでしょう。
●仕事
妊娠初期に思うように仕事ができなかったママにとって、安定期は動けることが心地よく感じられるでしょう。そのため、「溜まった仕事を片付けなければ!」と、つい頑張り過ぎてしまうかもしれません。
しかし、安定期も仕事のスケジュールを詰め過ぎないこと、基本的に無理をしないことが大切です。
妊娠中は周囲の人に協力をしてもらいながら、あくまで体調優先で取り組みましょう。
●運動
妊婦健診で問題が指摘されていなければ、適度に体を動かす習慣を身につけましょう。妊娠中の運動としては激しい運動ではなく、軽度の有酸素運動がおすすめです。適度な運動はストレスの解消や分娩に向けた体力づくりにつながるので、調子のよいときはウォーキングやマタニティヨガなどに取り組むとよいでしょう。
ウォーキングは自分のペースで手軽におこなうことができ、マタニティヨガなどのスクールに通うと同じ時期に出産をするママ友をつくるうえでも役立ちます。もし、妊娠前に経験したことがないスポーツを始めるなど、慣れない運動をするときは主治医の許可をもらってから始めましょう。
また、運動のし過ぎにも注意し、運動後は休息の時間をとることも忘れずに。特に、何事もキッチリやるタイプの人は、体調が気になるときは「途中でやめる」「運動しない日があってもいい」など、体調に合わせた柔軟な方法を取り入れましょう。
●旅行
妊娠中に長距離の移動をするなら安定期が安心です。妊娠後期になるとおなかが張ったり、トイレが近くなったりするので移動も大変になるからです。一時的な帰省で長時間の移動を予定している人は主治医に相談し、ゆとりのあるスケジュールにするとよいでしょう。出かける際は、必ず母子手帳や健康保険証、病院の受診カードを携帯するようにしましょう。
一方、観光目的の旅行の計画は慎重に。