ごめんね…入院中の娘の寝顔に謝る日々。その後の大きな決断【体験談】
娘に「ごめんね」と思うことなく誇れる仕事は何か? 果たしてそんな仕事はあるのか? 試行錯誤する日々は続きました。
ある日、新聞の求人欄でライター募集の記事を偶然見つけ、とりあえず話だけでも聞いてみようと説明会に参加。スケジューリングや仕事のボリュームを自分で管理でき、昔から大好きだった“書くこと”を仕事にできる、私にとっては願ってもない仕事だということに気づき、ついに転職を決意しました。
社会人になって以来、ずっと言われ続けた“いい条件”で働くこと。その“いい条件”とは、ライフステージとともに常に変化するもので、何が自分にとって“いい条件”かは、自分で決めるものなんだと強く思いました。
転職後は子育て中の同僚に恵まれ、自分の特技を仕事にできたことで仕事に対する気持ちも変化。娘への罪悪感もなくなっていきました。きっかけは、今の自分の生活に疑問を感じたこと。
思い切ってその根本に向き合い、自身でも気づけずにいる本音を探ってみることで、自分も家族もより幸せな毎日が送れるようになりました。
イラスト:sawawa
著者:金谷ともみ
第2子妊娠中、5歳の娘の母。働きながら結婚、出産、産休育休を経て復帰、マイホーム購入などを経験。よりフレキシブルな働き方を求めて、ライターに転向。
「泣きのアピール」あきばさやかの「笑うしかない育児」Vol.40 | HugMug