冷え対策に◎な「しょうが」。妊娠中に食べるときの注意点は?
自分の体に合った食べ物を食べることで、健康維持や病気の予防をする食養生(しょくようじょう)という考え方です。
食養生は、薬に頼らない方法として日常的に取り入れやすい習慣ですが、特定の食品ばかりを食べ続けたり、一度に大量に食べたり、極端な食生活を続けることは逆効果です。特定の食品が健康に良いという情報が出回ると、妊婦さんもメディアもそれを食べれば大丈夫という流行を作り上げてしまうことがあります。東洋医学の視点から食養生は大切ですが、専門性のない情報に惑わされないように気をつけましょう。
まとめ
妊娠中に、しょうがを食品として、あるいは薬味やスパイスとして使用してもかまいませんが、大量に摂取することは避けましょう。妊娠中は、母親と赤ちゃんの体づくりに必要な栄養素を過不足なく摂ることができる栄養バランスの良い食事を心がけることが大切です。普段の食事を見直して健康管理をしたい場合は、医師や助産師、栄養士へ相談しましょう。
■参考
・厚生労働省「統合医療」に係る情報発信等推進事業「統合医療」情報発信サイト
監修者:医師 おおたレディースクリニック院長 太田 篤之 先生
順天堂大学卒後、派遣病院勤務を経て、平成22年より順天堂静岡病院周産期センター准教授就任。
退職後、平成24年8月より祖父の代から続いている「おおたレディースクリニック」院長に就任し現在に至る。
著者:助産師 古谷真紀
一般社団法人産前産後ケア推進協会プロジェクトリーダー
大学病院勤務を経て、2015年より現職。妊娠中や産後の女性のココロとカラダの相談、ママパパ&赤ちゃんのちょっと気になるコトに日々応えています。