まだ生まれないと思っていたら…突然の大量出血、緊急帝王切開に!
お産は千差万別、何があるかわかりません。私と長男に起きたできごとをご紹介します。
突然の大量出血!
第1子妊娠中の話です。妊娠36週の健診では特に問題もなく、子宮口もまだ開いていないし赤ちゃんもあまり下がっていなかったため、「たくさん歩いて赤ちゃんが下りてくるよう頑張ってね!」と助産師さんに言われていました。
まだすぐには生まれないのかと思った私は、実母とホテルビュッフェに行ったり、数日後に迫った結婚記念日のディナー予約をしたりして、マタニティ生活を満喫していました。
健診から2日後、妊娠37週1日のことです。夕飯時にひどくおなかが張ったため、ひとまずトイレに行ってみるかと軽い気持ちでトイレに行ったところ、バシャッと大量の水音がしました。破水? と思って便座を覗くと、まさかの大量出血でした。
夜用ナプキンを着けて病院と実家に電話し、すぐに病院に行くことになりました。その間も出血は止まらず、夜用ナプキンでは耐えられず産褥パットに替えました。
緊急帝王切開に
当日は土曜日で家に夫がいたため、すぐに車を出してもらえて助かりました。 数十分後病院へ着き、当直の先生に診てもらうと先生の顔色が一変しバタバタ慌ただしくなりました。
私は状況を理解していなかったためその日は帰れると思っていましたが、そのまま緊急帝王切開で出産することになったのです。原因は常位胎盤早期剥離でした。
夫は先生から説明を受けて手術同意書にサインをし、双方の実家に電話をして両親や兄弟が駆け付けてくれました。病院に到着してからあれよあれよという間に長男が誕生しました。
病院到着からされるがままでしたが、長男の泣き声を聞いたときはホッとして涙が溢れました。 私は大量出血したこともあり貧血に悩まされましたが、長男は何の問題もなく2人揃って1週間で退院できました。
早めに準備しておけばよかった
恥ずかしながら、自分が経験するまで常位胎盤早期剝離という言葉も知りませんでした。前日に行ったホテルビュッフェで出血していたらと思うと、ゾッとしました。常位胎盤早期剝離は、0.5%の確率で起こるそうです。経験者は再発しやすいそうですが、私は第1子の出産だったので誰にでも起こりうることなのだと知りました。