子育て情報『妊活中の人間関係~誰にも打ち明けないと決めた妊活のこと~』

妊活中の人間関係~誰にも打ち明けないと決めた妊活のこと~

目次

・話さないと決めた理由
・親や親族との関係
・難しい30代の友人関係
・職場の人との関係
・著者:ひらたかおる
基礎体温


私は2年半の妊活の末に、第一子である娘を授かりました。通院しながらタイミング法や人工授精にトライしましたが、最終的には33歳のときに自然妊娠。 妊活中は、SNS上で同じ境遇の人たちと励まし合いながら過ごしました。その一方で、子どもが欲しくてできないことや不妊治療のことは、それ以外の誰にも話さないと決めました。 その上で、妊活中の人間関係はどうだったのか、子どもに関して言われたことなどをご紹介します。

話さないと決めた理由

不妊は私の中でとてもデリケートな問題でした。かつての自分がそうだったように、経験がない人には渦中にいる者の気持ちはとても理解できないだろうと思ったのです。当事者の自分でさえ、妊娠できないことのあまりのつらさに戸惑っていました。


経験がない人からの励ましも慰めもアドバイスも欲しくないと思ってしまい、とにかく触れてほしくなかったのが誰にも話さないと決めた一番の理由です。その代わり、私が妊活中であることを知らずに「子どもは早いほうが良いよ」などと言ってくる人がいることについては、「知らないのだから仕方ない」と諦めることにしました。

親や親族との関係

私の実家も夫の実家も遠方なので、頻繁に会う機会もなかったのは幸いかなと思います。会ったときも子どもについて触れることはなく、静かに見守る姿勢だったのはありがたかったです。

両家に孫はなく、みんな待ち望んでいたと思います。せめてぬか喜びをさせないようにと、誤解を招くような発言はしない、妊婦に見えそうな服は着ない、など密かに気をつかっていました。


難しい30代の友人関係

30代の女の友人関係は、ただでさえとても難しいものだと思います。独身・既婚、子どものあり・なしで環境が大きく変わるため、今まで通りの付き合いも難しくなっていました。結婚以来、なんとなく友人と疎遠になるタイミングだったこともあり、妊活中も積極的に会おうとはしませんでした。

意外と手強いのが独身の友人で、サラッと「子どもは欲しいの?」と突っ込まれることがありましたが、「あんまりそういうことは聞かないほうが良いよ」などと答えていました。今思えば、その返答で察してくれていたかもしれないと思うと恥ずかしいです。でも「欲しい」と答えていたら「作らないの?」と返されるだろうし、いまだに正解がわからずモヤモヤします。

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