ママや妊婦は夏がツライ!夏バテかもと思ったときにお家でできる対策【ラクに楽しく♪特集】
クーラーで冷やしすぎないように気を付けましょう。1時間に1回は5分程度外気にあたるようにしましょう。寒く感じたら、膝掛け・薄手のカーディガン・レッグウォーマーなどで調整しましょう。
冷えに気付かないこともあるので、時々首の後ろ・二の腕の後ろ・おなかなどに手をあててみましょう。各部位より手が冷たく、手のひらがじんわり温かくて「心地よい」と感じたら体が冷えているサインです。1日の終わりには、シャワーで済ませずに、可能であれば38〜40度のぬるま湯に浸かるようにしましょう。
妊婦さんにおすすめの簡単ケア・マッサージ
内ももをほぐす
体を温めたり、子宮を温めたりできるといわれています。下半身の血流を上げることで冷え性やむくみの改善にもつながります。
妊婦さんだけでなく冷えが気になるママにもおすすめです。
お風呂あがりに、あぐらになり足の付け根から膝のあたりまでの内ももを手のひらで圧迫します。痛みが出ない程度で手の付け根辺りを中心に圧迫していきます。じんわり温かくなってきたら終わりです。膝の裏は強く圧迫しないようにしましょう。
女性に大切なツボ「三陰交」を温める
「三陰交(さんいんこう)」とは、くるぶしより指4本分上のツボで、子宮にもつながっていて妊娠~産後にも重要なツボです。
なるべく三陰交を温めておくように夏場でも裸足は避け、三陰交のつぼを隠す長さのレギンスや靴下、レッグウォーマーをするなどしてみましょう。足浴でこのツボを温めるのも効果的です。
湯船に浸かれないときなどは、大きめの洗面器やバケツに三陰交が浸かるぐらいのお湯を張り、バスチェア等に座って足をお湯に入れ、シャンプーや洗顔をしながら足浴する方法は、簡単でおすすめです。
夏バテには睡眠や休息も必要ですが、日々忙しいママたちには難しいこともありますよね。日々の食事やちょっとした心がけで、夏バテを乗り切って行きましょう。
参考・引用文献
福田千晶 「夏に負けない身体をつくる ホントはコワイ夏バテ51の対策」(日東書院)
伊藤隆 他監修 「ココロとカラダの不調を改善する やさしい東洋医学」 (ナツメ社)
監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」