赤ちゃんも生まれたらどうしよう…切迫早産などで入院中の妊婦の便秘ケア
という方もいらっしゃいました。その際は、臭いや音などが気にならないように窓を開けたり、消臭スプレーを使用するなどしていましたよ。
寝たままでのお通じは難しい
やはり差し込み便器を使用して、寝たままでお通じをするのは難しいようです。なかなか思うようにいかず、何日もお通じが出ない……ということも。
絶対安静というケースは、いつ赤ちゃんが生まれてもおかしくない状況ともいえるので、どうするかの判断が難しいのですが、状況に合わせてポータブルトイレを今日だけ使用可の指示を医師からもらうこともありました。
「ポータブルトイレ不可! でもお通じが出なくて苦しい、おなかが張る」というときは、滅多にはありませんでしたが、これも医師の指示で、なるべく刺激をしないように注意しながら摘便(肛門から指を入れ、便を摘出するケア)をしていました。
便秘と子宮収縮とは関係がないという医師もいましたが、お通じが出なくておなかの張りを訴えるママも少なくありませんでした。切迫早産の症状が改善しないことには運動もままならないので、なかなかスッキリ解決! というのは難しいかもしれませんが、医師や助産師に相談しつつ、少しでも便秘解消できたらよいのではないかと思います。
監修者・著者:助産師 REIKO
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。