「産後うつ」で入院。しんどい…【口唇口蓋裂ちゃん、育ててます57】
口唇口蓋裂の長女くぴこ、生後3カ月のころ。
娘の手術が近いのに安定しないミルクの量
繰り返す娘の体調不良
迫る手術へのプレッシャー……
そのほかにも、いろいろと抱え込んでしまった問題をうまく処理できずに悩みを抱え続け、不眠や情緒の乱れ、神経過敏になってしまいました。
そしてついに……
大事をとって、一時的に入院することに。
以前、夫と話し合い、「この子の将来のために、最初の手術が終わるまでは親戚や近所にお披露目はしないことにしよう」と決めていました。
近所の人に会わないように、家から遠い病院へ通っているのに、この地域に住む同世代の子が大勢集まる集団健診なんて……
考えただけで、さらに憂うつな気持ちになりました。
終りがけの時間に行ったとはいえ、まだ残っている方も多くいたので、みなさんが全員退出されるまで静かに待っていました。
壁越しから聞こえるお母さんたちの楽しそうな話声を聞きながら……
相手の事情も知らないで勝手なことを言っているなぁと思いますが、さすがにこのときは気持ちが落ち込み過ぎて視野が狭くなってしまい
「こうなったのも全部、自分がこの子を口唇口蓋裂として産んでしまったせいだ」と自分を強く責めました。
2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:イラストレーター じぇにこ
1986年生まれ愛知県在住。 2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。
口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!
ブログ:「まぴくぴ日和」