赤ちゃんがおもちゃを投げる! やめさせるにはどうすればいい?
こんにちは、保育士の中田 馨です。1~2歳児ごろになると、おもちゃをボールのように投げる子がいます。誰もいなければいいけれど、大きくて硬いおもちゃを投げたときにお友だちがいたら大変!
保育所にもそんなおもちゃを投げてしまう子どもがいます。そんなとき、保育現場ではどう対応しているのかをお話ししますね。
どうしておもちゃを投げてしまうの?
どうしておもちゃを投げてしまうのでしょうか。赤ちゃんの様子をよく観察してみましょう。
・ママの気を引きたいのかもしれない
「ママ遊ぼうよ!」とママの気を引きたいのかもしれませんね。保育所でも保育士と遊びたくて投げる子がいます。
・お友だちとのトラブルかも
保育所でよくあるのはこちら。お友だちとのやり取りのなかで何かトラブルが起き、感情のままおもちゃを投げてしまうこともあります。
怒ったり注意したりしたほうがいい?
もちろん、おもちゃを投げることはしてほしくないことですので、「ダメなこと」と強く注意することも大切です。ですが、怒ると逆効果になることもあります。
赤ちゃんや子どもは自分がしたことにママが喜んだり、怒ったりなど、大きな反応をすると「ママがこちらを向いてくれた! 相手をしてくれた!」と思い、その後も繰り返しその行動をすることがあります。
おもちゃを投げた直後の対応とは
怒らないほうがいいなら、どうすればいいのでしょうか? 保育士たちが実践している対応例をご紹介します。
1.普段と変わらない態度で子どもが投げたおもちゃを拾う
2.投げたら危ないことを伝える
3.別の遊びに誘う
このように冷静に対応するのがポイントですね。
きちんとできたら大げさにほめる
先日、保育所で2歳児がおもちゃを投げました。私が普段と変わらない態度で子どもが投げたおもちゃを拾うと、その時点で「かおり先生、怒ってる?」と子どもが聞いてきました。「投げたら危ないし、おもちゃがかわいそうだね」と言うと、「うん」と子どもはすぐにわかってくれました。
わかったときには大げさにほめてあげてください。その子どもは、私とハグハグして次の遊びを落ち着いて始めることができました。