受け身ではなく前のめりに! 妊活中にしてよかったこと【体験談】
不妊症の私が初めて専門クリニックを訪れたのは、27歳のころ。年齢的に焦る必要はないし、治療さえすればすぐ妊娠できるだろうと高を括っていました。しかし、現実はそう甘くはありませんでした。今回は、私が妊活において大切だと思ったことをお伝えします。
受け身だった自分
私が不妊治療を始めて8カ月経ったころ、なかなか結果が出ず、悶々とする日が続いていました。誰にも相談できず、ネットで同じ不妊症の方のブログを読み始めたところ、自分の知らない専門用語がたくさん出てくることに驚き、生活習慣に配慮している方が多いことを知りました。
治療について自ら調べ、不妊と向き合っている方がこんなにいるにも関わらず、自分はただ病院に通っているだけで、いかに受け身であったかを思い知りました。
治療だけに頼らず、生活全体を見直す
病院での治療を頑張るのはもちろん、自分でできることもやっていこうと決意。当時はスーパーのお惣菜や外食が多く、塩分や添加物などを気にしない食生活だったため、手作りに切り替えることで塩分や添加物を減らし、バランスのよい食事を摂るようにしました。
あわせて睡眠の質やストレスなどにも気を配ったところ、これらのうちの何かが功を奏したのか、夫婦ともに徐々に検査の数値が改善していきました。
未来のための体づくり
生活習慣の改善のなかでも、特に毎日の食事作りは大変でした。しかし、継続しているうちに段取りよくできるようになり、習慣化するのにそう長くはかかりませんでした。
そして、生活を見直してから3カ月経ったころ、初めて妊娠しました。妊娠という結果が出たことがうれしかったのと同時に、これからママになる身として健康的な体づくりの大切さを改めて意識し、今後も継続していこうと決意しました。妊活するにあたって、自分でできる体作りに取り組むことも、大切なのではないかと思っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:岩崎薫
一年間の不妊治療を経て妊娠・出産。2歳の男児を子育て中。現在は印刷会社の人事部で時短勤務で働く。第二子の妊娠を目指して不妊治療中。