親世代のお金の知識はもう古い?変わりつつあるお金の新常識!
ライフプランに合わせて購入・賃貸を選択する
×:住宅は資産になるので購入した方が良い
↓
○:ライフプランに合わせて購入・賃貸を選択する
親世代は物価も地価も上昇し続けていたため住宅はローンを組んでも資産になるという考え方が中心でしたが、バブル崩壊後は地価が下がっているエリアも多く、住宅が資産になりにくいケースも増えています。そのため、子どもの人数や学校、本人や配偶者の勤務先の都合、退職した後などのライフプランに応じて、住宅を購入するか賃貸にするかを検討すると良いでしょう。
これから住宅を購入する際には、人気エリアは地価や物件価格が上がったり、下がりにくかったりするケースもありますが、人口が減少傾向の日本全体では地価が上がらない前提で検討しましょう。
カード・キャッシュレス決済の使い分け
×:現金の管理・支払いが安全・安心
↓
○:状況に応じてカード・キャッシュレス決済の使い分けを
世代を問わず現金の管理・支払いを好む方も多いのですが、特に親世代はその傾向が強いようです。しかし、状況によっては、安全性の面からも利便性の面からもクレジットカードやキャッシュレス決済を利用することを検討してみましょう。
現金での管理は使うたびに手元から無くなるので、使い過ぎが防げる面は最大のメリットですが、盗難や紛失時は手元に現金が戻ってくる可能性は低く、災害の際にも無くなってしまう可能性もあります。そのため、不必要な現金は手元や自宅には置かず、金融機関等の補償のあるところで保管する方が安全です。また、クレジットカードやキャッシュレス決済で使い過ぎが不安な方は、チャージするタイプ(電子マネー等)や即時払い(デビットカード)がお勧めです。使い分けできるように、無理のないことから始めると良いでしょう。
親の意見は子や孫のためを思ってのことが少なくありませんが、お金に関しては親世代の経験や知識だけでは対応できない点も少なくありません。上記の4点だけでなく、細かい点まで見ていくと多くのギャップがあると思います。
親の意見も参考にしつつ、インターネットの情報やお金の専門家(税理士やファイナンシャルプランナー等)も活用しつつ、よりよくお金を使うことができるように心がけていただければと思います。