妊婦さんは入浴剤を使っても大丈夫?入浴剤選びの注意点を解説!
むしろ母体が心地良ければ、赤ちゃんも心地良いのだと大らかに考えましょう。しかし、入浴については注意するべきことがあります。それは急な体調の変化があった場合を想定しておくことです。家族に告げてから入浴することや、ひとりであれば何かあったときにすぐ連絡ができるよう脱衣スペースやバスルーム近くの部屋に携帯電話などを置いておきましょう。水分補給で解消することもあるので、水分を手が届くところに用意しておくのも安心です。長湯をせず、ほどよくお湯に浸かったらあがるようにしましょう。
妊娠中はダイエットに向けたデトックスや美肌作りのためなど、美容目的での入浴は少しお休みをして、あくまでリフレッシュ、リラックスの範囲にとどめておきます。少しの時間でもお湯に浸かれば、疲れが和らぐことでしょう。
無理をしないことが鉄則です。
まとめ
妊娠前は当たり前にできていたことが妊娠中は体調も変わりやすく自由にはできなくなるものです。また、おなかの中を気遣い、心配し過ぎてしまうママも多いです。お風呂がリラックスタイムだった女性は入浴剤のことも含め、これまでのようにして良いものか迷うこともあるでしょう。でも、ママが無理しない範囲でゆったり幸せ気分のときはおなかの赤ちゃんも心地良いもの。入浴剤の使用は体調と相談しながら、妊娠中のバスタイムを楽しみましょう。
<参考>
・「入浴剤の成分と種類」日本浴用剤工業会
・「身体への影響」日本浴用剤工業会
・「入浴剤の成分と種類」日本浴用剤工業会
監修者:医師 おおたレディースクリニック院長 太田 篤之 先生
順天堂大学卒後、派遣病院勤務を経て、平成22年より順天堂静岡病院周産期センター准教授就任。退職後、平成24年8月より祖父の代から続いている「おおたレディースクリニック」院長に就任し現在に至る。