ひどい言葉をぶつけてごめんね。生まれてすぐ「いらない」と言ってしまい…
夫に事情を話しても、息子をかわいく思えない気持ちを理解してくれませんでした。孤独感に押しつぶされ、息子のお世話がつらく、時には体が思うように動かないことも。1カ月健診では、精神状態があまりよくないと判断されてしまいました。
健診で引っかかったため、市の保健師さんが定期的に連絡をくれるようになったのですが、私には保健師さんが救いの手でした。私の愚痴から弱音までなんでも聞いてくれて、いい気分転換になったのです。そのうち、あやすと息子が笑ったりうれしそうにしたりと反応が見られるようになって、だんだんと育児が楽しくなっていきました。
息子が1歳になった今では、息子が世界一かわいいと思っています。息子と継父が遊んでいる姿も、穏やかな気持ちで見られるようになりました。
これもホルモンの影響なのか、当時の私はとにかく感情の起伏が激しく、別人のようでした。
息子は、今回の出来事を覚えていないでしょう。でも私にとっては、一生心に残りそうな、苦い思い出となってしまいました。
監修/助産師REIKO
著者:結城あかね
1歳男児の母。登録販売者としてドラッグストアに勤務。現在は育休中。これまでの経験をもとに、子育て・恋愛・ライフスタイルに関する記事を執筆している。