子育て情報『全然食べない…離乳食を1年間ゴミ箱に捨て続けた話【どん底エピソード】』

2019年12月27日 16:35

全然食べない…離乳食を1年間ゴミ箱に捨て続けた話【どん底エピソード】

 

食べないだろうなあと思いながらも、季節の野菜や良質なたんぱく質の食材を、ペーストにしたり刻んだりを毎日繰り返していました。今日こそは、と思ってテーブルに並べますが、子どもはまったく興味を示しません。どうしようもないとは思いながらも、悲しかったです……。

作った離乳食は捨てていました。健診などで相談しても、「食べなくても一応作ってください」と言われるばかりで、どうしたらいいかとても悩んでいました。

おにぎりの米を“1粒ずつ”食べるわが子……

1歳半ごろになるとようやく、手づかみ食べなら数口だけ食べてくれるようになりました。クッキーなどの固いものは好きだったので、離乳食独特の柔らかい食感が苦手だったのかもしれません。

おにぎり(子ども用に小さく一口サイズにしたもの)も手にとってくれるようになったのですが、なんと、お米を1粒ずつ手にとって口に運んで食べていました。
「なんて器用なの……!」という小さな感動はありましたが、1粒ずつゆっくり食べるので、小さなおにぎりを食べるのに時間がかかり、量もほとんど食べられません。

なかなか離乳も進められず、この子は将来ちゃんとごはんが食べられるんだろうか……ととても心配でした。

2歳すぎてようやく離乳!

結局、うちの子は、2歳になるまでほぼ母乳で栄養を摂取していましたが、2歳を過ぎた今ではしっかりごはんを食べられるようになりました。小さめのおにぎりなら、一気に2〜3個手にとって食べています。おにぎりを口いっぱいに頬張る様子を見て、 お行儀が悪いなあと思いながらも、お米を1粒ずつ食べていたころからの成長を感じてうれしく思います。

お世辞にもスムーズに離乳ができたとは言えませんが、それでも平均体重よりもずっと重く、健康に成長してくれました。当時は本当に心配していましたが、しっかり母乳が飲めていたことで子どもは満足していたのかもしれません。これからも、悩んだりつらかったりするようなできごとは起こると思いますが、この子に会えたことに感謝して、毎日を楽しめたらと思っています。


著者:猪熊みく

神奈川県出身、東京在住。2歳1児の母。時短勤務と子育てで日々忙しいが、料理が好きで、子どもと料理をするのが癒やしの時間。今欲しいものは「バイタミックス」。


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