意外と知らない!経産婦の特徴や気を付けたいことを助産師が解説します!
ですが、その反面、前回の経験がマイナスに働いてしまうこともあります。
経験者だから大丈夫、と思われてしまうこともあると思います。経産婦さんの沐浴指導がない産院って多くありませんか? これもその1つと言えるでしょう。逆に、経験者だから大丈夫と自分で思ってしまうケースも。
一度も妊婦健診を受けていない経産婦さんが、いきなり来院してお産になったケースも多々あります。そのようなとき、皆同じように「今まで問題なかったから、今回も大丈夫だと思っていた」と話されます。
やはりサポート体制が重要
初産婦さんと経産婦さんとの大きな違いは、やはり上のお子さんがいるということ。つわりがつらくても上のお子さんのお世話をしなくてはいけないという状況もありますよね。
妊娠中は、上のお子さんのお世話で無理をしがち。お子さんを抱っこするときなどには、なるべく負担のかからないようにできるといいですね。
産後も生まれたばかりの赤ちゃんのお世話が加わり、時には上のお子さんのイヤイヤ期や赤ちゃん返りが加わり……。ママひとりではどうにもならない状況もあり得ます。ご主人を始め、おうちの方のサポートだけでなく、活用できる社会資源を最大限活用できるように、妊娠中から情報収集しておくと安心です。
妊娠・出産の経験がある経産婦さん。経験があるがゆえのメリット・デメリットがあると思います。これまでの妊娠・出産と違うことも経験するかもしれません。
同じママでも、お産は十人十色。あのときはこうだったなーって思い出してみたり、今回はここが違うなって思ってみたりするものよいですね。
監修者・著者:助産師 REIKO
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。