妊婦さんは重いものを持たないほうがいい? リスクや注意点を解説!
たとえば、買いものをしたときに荷物が増えてしまったり、上の子がいる場合は子どもを抱っこしたりする場合などです。
子どもの抱っこについては、ベビーカーを利用したり、できるだけご家族に抱っこしてもらいましょう。どうしても必要な場合は、立ったままで抱っこするのではなく、なるべく椅子に腰掛けた状態で抱いてあげるようにしましょう。また、買い物に関しては、一度に買う量を減らしたりインターネットショッピングや宅配サービスなどを利用するとよいでしょう。
重いものを持つ以外に注意すること
おなかに力が入るのは、重いものを持ったときだけではありません。仕事や家事などで立ちっぱなしの場合も、重いものを持つのと同様におなかに力が入ります。立ち仕事をしている場合には、座っていてもできる業務を割り振ってもらったり、働く時間を短くしたりしましょう。
また、家事の場合は椅子をうまく使って、立っている時間をできるだけ短くすることが大切です。
ハイチェアに座りながら料理や洗いものをするなどの工夫しましょう。
まとめ
重いものを持つことの他にも、立ち仕事や家事についても注意が必要ですが、注意をしていても、おなかが張ることがあります。おなかが張ったら、どのような場合でも休めるところを探して休むようにしましょう。
しばらく休んでいても張りが治まらない場合やおなかに痛みがある、出血するという場合には、かかりつけの病院に連絡をとり、状況を説明して医師の指示に従いましょう。
妊娠中は無理をせず、なるべく体に負担がかからない生活を心がけるようにしましょう。
監修者:医師 産科婦人科福岡医院院長 福岡 正恒 先生
京都大学医学部卒。同大学院修了後、京都大学助手、講師を経て、平成11年より産科婦人科福岡医院院長。京都大学在職中は、婦人科病棟や産科病棟などを担当。
またこの間、英国エジンバラ大学・生殖生物学研究所に留学。日本産科婦人科学会・産婦人科専門医,京都大学医学博士