【出産準備】助産師が本当におすすめする「出産&入院時にあると便利なグッズ」
出産時や産後の入院時にあると便利だなと思うグッズについて、助産師の目線からご紹介していきたいと思います。
栄養補給・水分補給のために
陣痛は子宮の収縮によって起こります。子宮の筋肉は疲労やカロリー不足になると収縮が弱くなり、陣痛が弱くなってしまうこともあります。長期戦の陣痛のためには、栄養が必要です。また、陣痛の間は汗をかき、陣痛を逃すための呼吸法は口が乾くので、水分補給も必要です。
おすすめの食べ物&飲み物
・栄養補給ゼリー(陣痛の合間に栄養が簡単に取れます)
・グミやチョコレート(陣痛の合間や夜間の糖分補給に効果的です)
・フルーツ(水分補給と一緒に糖分もとれます)
・ペットボトル入りの飲み物(院内ではお茶や水などが人気で夜間などは飲みたいものが売り切れていることもあります)
・ペットボトルに装着できるストロー(横になっていているときは、ストローがないと飲みづらいです)
陣痛の痛みを緩和するために
陣痛の間は、痛みをできるだけ和らげてあげることが大切です。痛みは、温めると緩和されます。また、赤ちゃんが降りてくると、おしりを内側から押されているような強い圧迫感が出てきます。
おすすめの痛みを緩和するグッズ
・貼るタイプのカイロ(腰や下腹部に貼って温めます)
・靴下・レッグウォーマー(足元の冷えは陣痛を弱めることもあり、足首にあるお産のツボ「三陰交」を温めると有効な陣痛がくることがあります)
・テニスボール(赤ちゃんが降りてくるとおしりが圧迫されて痛みでつらくなります。ゲンコツやテニスボールで肛門を圧迫して、児頭を上に持ち上げる感じにして肛門への圧迫を逃します)
汗や疲れを緩和するために
陣痛中は汗をかきやすく、不快になることもあります。出産が長い状況になると、疲労や睡眠不足は体力を低下させることになり、気持ちも後ろ向きになってしまうことで分娩に時間がかかるようになってしまうこともあります。できるだけ、不快を和らげて気分を前向きになるようにしていくことが大切です。
おすすめの疲れを緩和するグッズ
・汗拭きシート(汗をかいたときに使うと、さっぱりして気分転換にもなります)
・リップクリーム(陣痛中の呼吸法を続けていると、唇が乾いてきます)
・ハンカチタオル・ハンドタオル(汗を拭くタオルはあまり大きくないほうが使いやすいと思います)