不安やイライラの正体は…?妊娠中のブルーな気持ちはこう乗り越える!
加えて、職場や仕事関係にも不安がついてまわります。妊娠中は体調が悪くなり、早退や遅刻、欠勤が余儀なくされることがあります。また、産休や育休の取得により、職場に迷惑がかかるのではと考える人もいます。仕事関係の悩みは、産後すぐや産後時間が経ってからではなく、妊娠中に感じる人が多いのが特徴です。また、仕事関係の悩みは「経済的な不安」にも直結します。多くの妊婦は、出産前後に仕事をある程度の期間休まざるを得ず、働いていたときよりも収入が低くなってしまいます。
出産に伴う公的な手当などがあるものの、ベビー用品など出産準備の出費もばかになりません。上記のほかにも、「ママになる自信のなさ」や「自由がなくなること」など、漠然といろいろなことに不安を覚えます。
すでに子どもがいる場合には、上の子の面倒をきちんとみられるかも不安要素に挙げられるでしょう。
妊娠の不安はこう乗り越える!
妊娠初期の不安の乗り越え方や向きあい方を知ることで、気持ちがラクになりますし、将来が明るく見えるものです。まず、不安を乗り越えるためには、悩みを相談できたり精神的な支援をしたりするサービスを利用するという手があります。ストレスはため込むと少しずつ心身をむしばんでいくほか、火山のように爆発することがあり、後々それが原因でさらに落ち込むという悪循環に陥ることがあります。不安を乗り越えるためには、ひとりで悩まずに他人の力を借りることがポイントです。
また、妊婦の不安を和らげるのに役立つサービスもあるので、積極的に利用するとよいでしょう。「子育て世代包括支援センター」などの公的なサービスは、お金をかけなくても相談に乗ってくれるので覚えておきましょう。こちらは自治体が運営しており、ワンストップとなっています。
引っ越してきたばかりで近くに親族も友人もいないという場合などにも使えるサービスです。
そして、不安への向きあい方としては、「普通」でいようとするよりも、今の状態を受け入れることが大切です。妊娠中は心身のバランスが崩れることは当たり前なので、「そういうものだ」と気楽に構えると良いでしょう。さらに、同じような悩みを抱えている妊婦やその家族は多くいるはずなので、そういう人たちと知りあいになり、情報を共有したり互いに助けあったりすることで、不安を和らげることもできます。