子育て情報『不安やイライラの正体は…?妊娠中のブルーな気持ちはこう乗り越える!』

不安やイライラの正体は…?妊娠中のブルーな気持ちはこう乗り越える!

 

不安解消には努力も必要

妊娠中に不安を感じることは当たり前であるものの、できるだけ不安にならないようにすることが重要です。不必要に不安になると、体調が悪くなることがあるので注意しましょう。不安感に襲われないために必要なことは、まず規則正しい生活を送って睡眠をしっかりとることです。睡眠は心身を回復させたり、ストレスを解消させたりという大切な役割があります。ただし、単に長く眠ればよいというわけではなく、睡眠はその質が大事です。1回の睡眠はある程度の長さを確保することが大切で、短い眠りを複数回とっても快眠したという感じは得にくいものです。一方、決まった時間に眠りにつく習慣があれば、自然と深い睡眠が取りやすくなります。

加えて、食事から栄養をしっかり摂ることでも、心身の回復が早められる可能性があります。
ただし、妊娠初期は食欲がわかないこともあり、食事から栄養を摂るのが困難なケースもあるでしょう。あくまでも無理をせず、少しでも食べられそうなときは、しっかりと栄養補給するよう心がけましょう。さらに、妊娠中は疲れやすくなることも多いので、こまめに休息を取ることも必要です。無理をせず、まずは自分のペースを把握することに努めて、仕事や家事などをおこなうことがポイントです。

まとめ

妊娠に関する不安を解消するためには、まずは「不安になることは当たり前」という前提に立つことが重要です。ホルモンバランスが大きく変化する妊娠期は、何かと心身が不安定になるものです。自分の状態を受け入れて包み込むことができれば、不安は和らいでいきます。妊娠について正しく知ることで、不安を解消していきましょう。


<参考>

・e-ヘルスネット「妊娠・出産に伴ううつ病の症状と治療」

・厚生労働省「妊産婦にかかる保健・医療の現状と関連施策」

監修者:医師 三鷹レディースクリニック院長 天神尚子 先生
日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。
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