【速報】新型コロナウイルス、厚労省が妊婦&子育てママ向け情報を公表!
終息の様子が一向に見えない、新型コロナウイルスの感染。2月11日、WHOは新型コロナウイルスによる肺炎の名称を「COVID-19」と命名しました。また、厚生労働省のHPにある新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)のページに、「妊娠中の方、お子さまがいる保護者の方へ」という項目が追加されました。
妊婦さんが新型コロナウイルスに感染した場合
一般的に妊婦さんが肺炎を起こした場合、妊娠していないときに比べて重症化する可能性があります。しかし、新型コロナウイルスでは感染者数が最も多い中国湖北省でも、現時点(2020年2月12日)で妊婦の重症化の報告はないとしています。また、胎児への影響については不明で、胎児障害の報告もないとのことです。
■参照
日本産婦人科医会 新型コロナウイルス感染症について妊産婦のみなさまへ
子どもの登園に関して
中国湖北省からの帰国時や湖北省から帰国した人と接触した場合は、事前に保育園に電話で連絡したうえで、14日間は登園を避け、外出を控えるようにとのことです。そして、園側に対しても、まずは市区町村と保健所に連絡すること、そして症状があれば保健所に相談し、無症状でも登園を14日間控えるよう要請していることを保護者に伝えるよう述べています。また、中国以外の発症例がある国(地域)からの帰国した子どもに関しては、季節性のインフルエンザと同様の対応をするようにとしています。
いずれの場合も、少しでも症状がある場合は保健所や医療機関へ相談し指示を仰ぐこと、各施設との情報共有がポイントです。日本での感染については、現状限局的ですが、今後も正しい情報を得て、適切な対応をとっていくことが重要です。手洗い・うがいの励行、必要時にはマスクの着用、人混みを避けるなどの予防法は引き続き継続していきましょう。
監修者・著者:助産師 REIKO
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。
その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。