流産を繰り返しての妊娠… 出生前診断の葛藤。安心したくて決断したのに
それなりの安心はありましたが、結果に対する疑いの気持ちが消えることはありませんでした。
安心を得たいがためにおこなった出生前診断は、かえって不安を増幅することになってしまったのです。動機や、すべての結果に対して受け入れる覚悟など到底持ち合わせていなかったことが反省するポイントだと考えています。
自分の不安にしか意識が向かなくなり、更に自分に都合のいい結果が出るものだと頭のどこかで思っていました。しかし、実際はそんなに甘い話ではありません。そのときのできごとに必死過ぎて、陽性が出たときのことなど考えられていなかったのです。もし陽性だったら私はどのような判断をしていたのだろうと思うと、今でも胸が苦しくなります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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著者:仲本まゆこ
自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。