【速報】厚労省が公表。コロナウイルス?風邪?と迷ったら!妊婦用対応法も
2月17日、厚生労働省は新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安をとりまとめ、公表しました。
相談・受診の目安とは?
次の症状がある場合は最寄りの保健所などに設置される「帰国者・接触者相談センター」にご相談するよう呼びかけています。
・風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている(解熱剤を飲み続けなければならないときを含む)
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある
※ 高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合
妊婦さんは2日以上
妊娠中は免疫力が低下することもあり、妊娠中に肺炎を起こした場合、妊娠していないときに比べて重症化する可能性があると言われています。そのため、 相談の目安が一般の場合と異なり、風邪の症状や37,5度以上の発熱が2日以上続く場合 、強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある場合 には、「帰国者・接触者相談センター」に問い合わせるようにとしています。
帰国者・接触者相談センターは全国の都道府県に設置されています。最寄りの帰国者・接触者相談センターがどこにあるのかについては、厚生労働省が取りまとめているのでご確認ください。
最寄りの帰国者・接触者相談センターを調べる
ただし、新型コロナウイルス感染症に関する一般的な相談は、都道府県等が設置している電話相談窓口へ相談するようにとのことです。
もし、新型コロナウイルスの感染が疑われたら?
相談の目安に該当した場合、帰国者・接触者相談センターに連絡しましょう。
「帰国者・接触者相談センター」では、必要に応じて、帰国者・接触者外来へ確実に受診できるよう調整してくれます。
そして、受診をすすめられた医療機関を受診し、複数の医療機関を受診することは控えるようにとのことです。また、医療機関を受診する際にはマスクを着用するほか、手洗いや咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえる)の徹底しましょう。
新型コロナウイルスは感染していても症状がないケースもあり、知らないうちに自分が感染しているかもしれないという不安があります。自分が感染しないための対策はもちろんのこと、万が一の場合も考慮して、他人に感染させないための対策が必要です。
基本は、正しいマスクの着用、石けんやアルコール消毒液などによる手洗い・うがい、人混みを避けること。いきなり医療機関を受診するのは、感染の機会を増やすおそれがありますので、必ず電話で相談し、指示を仰ぎましょう。
監修者・著者:助産師 REIKO
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。
大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。