着せすぎてない?3月4月にちょうどいい子ども服の着せ方とは【3児ママ小児科医のラクになる育児】
こんにちは、東京衛生病院小児科の保田典子です。私生活では7歳、5歳、4歳の子育て中です。急に気温が暖かくなってきましたね。まだ3月なので、気温のアップダウンが続くかと思いますが、春を感じる気候になってきました。
そんな季節の悩みの1つが「子どもの洋服」だと思います。私は常々外出していると「子どもに厚着をさせているなぁ……」と感じることが多いです。そのワケを今日はお話しできたらと思います。
子どもの服は“大人マイナス1枚”が目安
ショッピングセンターなどで、全身ダウンにひざ掛けでベビーカーに乗っている子を見かけます。
親御さんを見ると、長袖Tシャツくらいでニットですらなかったりします。
まだ話すことのできない赤ちゃんだと、「暑い、寒い」が訴えられません。寒くて風邪をひいてしまうのも心配かと思いますが、どんな年齢の子どもでもほとんど暑がりなので、“大人より1枚少なめ”の洋服で大丈夫です。※新生児は大人と同じか1枚多くが基本です。
また、暑いままでいると、汗をかいて、外に出たときにかえって冷えてしまい、それが風邪のもとになったりもします。赤ちゃんの洋服の調整は大変かと思いますが、環境によってこまめに変えてもらうほうが良いかと思います。
【3~4月】子どもの服装、何を着せるのが正解?
①外で遊ぶとき
3月~4月の季節の外遊びには、「ニット+ウインドブレーカー」「トレーナーor 長袖Tシャツ+ジャンパー」くらいがおすすめです。0〜1歳の場合、ベビーカーに乗るときはブランケットなど掛けものがあるといいと思います。2〜3歳であれば、帽子やレッグウォーマーなどの防寒アイテムを準備して、寒そうなときは追加しましょう。3歳以上であれば、基本的には本人の感覚を尊重しましょう。元気に動きまわって遊んでいて暑いというのであれば、もっと薄着にしてしまって大丈夫です。
わが家では、真冬でも遊びまくって暑くなるとタンクトップ1枚になろうとするので、一応必死に止めて半袖Tシャツくらいまでにしてもらっています(笑)。じっとする遊びに移行したときにはすかさず上着を投入しています。
この、「本人の感覚を尊重する」ことで1つ気をつけるべきことは、「本当に暑いのか、こだわりで薄着にしたがっているのか」