子育て情報『胎盤と内子宮口との距離が2.4cm!どうしたらいい?【助産師に相談】』

胎盤と内子宮口との距離が2.4cm!どうしたらいい?【助産師に相談】

目次

・Q.前置胎盤の疑いで経過観察中です
・高塚あきこ助産師からの回答
・前置胎盤とは
・前置胎盤の分類と症状
・前置胎盤の管理と出産方法
妊婦さん


「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。今回は、前置胎盤に関するご相談です。

Q.前置胎盤の疑いで経過観察中です

妊娠23週6日の妊婦です。先週の健診で胎盤と内子宮口との距離が2.4cmと言われました。現在は前置胎盤の疑いで経過観察中です。このような状況のときはどのようにして過ごしたら良いのでしょうか? 上の子が元気いっぱいで、なかぬか家で安静とはいきません。運動や性交渉は控えるようにとのネット情報もありましたが、これは前置胎盤が確定してからの過ごし方でしょうか? 今は子宮が大きくなって胎盤が上がってくれることを願うばかりです。


高塚あきこ助産師からの回答

妊娠経過のなかで、前置胎盤や低置胎盤と言われる方は意外にいらっしゃいますよ。ですが、ご存知の通り、子宮が大きくなるにつれて、徐々に胎盤の位置が上がってくることも多いので、あまり今の段階でご心配はないように思います。おなかが張ったり、ご無理をなさることはやめたほうがいいかと思いますが、日常生活を普段通りに過ごしていただく分には、特に問題ないかと思いますよ。

※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー

※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください

前置胎盤とは

胎盤とは妊娠後に作られる器官であり、およそ妊娠15週(妊娠4カ月)ごろまでには完成します。胎盤は、へその緒を介しておなかの中の赤ちゃんとお母さんをつなぎ、血液や栄養分、酸素をおなかの赤ちゃんに送る重要な役割を担っています。

通常は、子宮体部に作られる胎盤ですが、何らかの理由で子宮頸部の出入り口(内子宮口)付近に胎盤が作られ、内子宮口を塞いだり、覆ってしまったりすることがあります。この状態を「前置胎盤(ぜんちたいばん)」と言います。


前置胎盤の分類と症状

【正常妊娠】

胎盤は子宮体部に付着しています。

正常な胎盤位置のイメージ


前置胎盤は正常よりも下のほうに胎盤が付いており、内子宮口の塞がり度合いによって3つに分類されています。

1.全前置胎盤
完全に、内子宮口が胎盤によって塞がれているタイプです。


全前置胎盤イメージ


2.部分前置胎盤
内子宮口の一部を胎盤が覆ってしまっているタイプです。

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