え、念入りにしなくてもいいの? 赤ちゃんの歯磨きがラクになるコツ【ラクに楽しく♪特集】
離乳食期は、各時期、赤ちゃんの発達に合った固さ、大きさのメニューを用意することで噛むことを覚えていきます。噛む練習になる根菜類をメニューに取り入れて丈夫なあごを育てましょう。
Q:虫歯菌は大人から感染する?
A:虫歯菌は大人の唾液から感染すると言われています。口移し、スプーンの共用などは極力避けましょう。
Q:歯と歯の間に隙間がある
A:隙間があることはよくあることです。これから生えてくる歯のためのスペースだと言われています。気になる場合は、健診の時に医師に聞いてみましょう。
Q:歯磨きを泣いて嫌がる
A:鏡を使ってみてはいかがでしょうか? 私の友人の歯科衛生士さんが「何をされているのか不安になっている子もいるから、歯磨きの様子を手鏡で一緒に見ると泣き止むことがあるよ」と教えてくれました。
長男のときに失敗した私はその経験を生かし、次に生まれた娘にはゆったりとした気持ちで歯磨きをしたので、娘は一切嫌がることなく育ちました。さらに、保育所の子どもたちが嫌がるときは「じゃあ、1回だけぐちゅぐちゅぺーしよう!」と緩やかに誘います。そうすると、1回だけのはずのぐちゅぐちゅぺ―が、2〜3回としてくれることも!
大切なのは毎日念入りに歯磨きすることよりも、楽しく毎日の習慣として生活に取り入れること。肩の力を抜いて、赤ちゃんとのスキンシップの時間を楽しんでください。
著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。
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