子育て情報『緊急帝王切開っていつなるの!?妊娠出産はいつ何が起こるかわからない?』

緊急帝王切開っていつなるの!?妊娠出産はいつ何が起こるかわからない?

 

その影響で、赤ちゃん生まれた後、一時的に呼吸が弱くなることがあり、一時的に補助呼吸を必要とすることがありますが、薬の影響がなくなればすぐに元気になりますので、心配いらないでしょう。

緊急帝王切開は、予定帝王切開のときと比べて、経腟分娩をおこなっているなかで母子のどちらかあるいは両方に何らかの原因があることによっておこなわれるため、母子ともに手術後は帝王切開になった理由により、赤ちゃんの状態は変わっていきます。しかし、緊急帝王切開自体そのものは、赤ちゃんにほとんど影響することはありません。

その他に、予定帝王切開と緊急帝王切開両方に共通することですが、本来は経腟分娩の過程で赤ちゃんは外の世界で呼吸をする準備をおこなうと言われています。赤ちゃんは羊水の中にいますから、肺の中も羊水と同じ液体(肺液)で満たされています。この肺液は経腟分娩の過程で肺から体に吸収されたり、排出されたりします。帝王切開ではこの過程がなくなってしまうので、生まれて数日の間は赤ちゃんの呼吸が不安定になりやすくなる場合もあります。

また、早産の時期(妊娠37週未満)に緊急帝王切開が必要となった場合、特に赤ちゃんの肺機能が充分にできあがる妊娠34週前に緊急帝王切開となった場合には、呼吸障害が起こることもあります。
呼吸障害の状態によっては、NICU(新生児集中治療室)管理、酸素投与や人工呼吸管理、薬の投与で呼吸機能の改善を図ります。

まとめ

緊急帝王切開は、お母さんとおなかの赤ちゃんの健康状態に何らかの問題が生じ、妊娠や分娩を継続することが難しいと判断された場合におこなわれます。緊急帝王切開術は、麻酔も手術そのものも短時間でおこなわなければならないので、予定帝王切開よりは危険性が若干は増しますが、特別に大きな危険性はありません。

母親や赤ちゃんへの影響は、緊急帝王切開になった原因や重症度に大きく依存しています。しかし、緊急帝王切開をおこなわなければ、母親も赤ちゃんもより深刻な状況となる可能性が高いですから、不安はあるでしょうが緊急帝王切開をためらってはいけません。

妊娠や出産はいつ何が起こるかわかりませんので、緊急帝王切開になることも頭に入れておくといざ緊急帝王切開となったときに少し安心できるかもしれませんね。緊急帝王切開での出産は高額になることも多いのですが、自治体や職場からの手当金があること、一部保険適応になるために高額診療の申請も可能な場合があります。

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