子育て情報『アレがケガの原因に…? 赤ちゃんが歩き始めるまでに知っておきたいこと』

アレがケガの原因に…? 赤ちゃんが歩き始めるまでに知っておきたいこと

 

対策としては、赤ちゃんが過ごす部屋にはクッション性のあるマットなどを敷くこと。そのマットは、動かないもの・滑らないもの・段差のないものを選びます。また、赤ちゃんがつかまり立ちのときに思わずつかんでしまうようなものを置かないようにします。例えば、椅子の座布団。椅子につかまり立ちをしようとして座布団をつかんでそのまま後ろにひっくり返ることもあります。テーブルの上に新聞紙を置いていたら、新聞紙を触ろうとしてそのまま後ろへひっくり返るなんてこともあります。

【3】道路で走り出す

歩くようになってきたときのお散歩は要注意です。このころは、歩くことが楽しくて仕方なく「自分で歩く!」という気持ちが強くなり、ママの手をはねのけたりします。
そして、興味のあるものを見つけるとそれに向かって走り出すなんてことも。これが公園だったらいいのですが、道路だととても危険です。

一番大切な対策は、「道を歩いているときは手をつなぐ」ということを何度も何度も根気強く伝え、実践するということ。時間がかかり大変なことだと思いますが、外での事故は命に関わることもあるため、「それが外に出たときのルール」という強い気持ちを持って接しましょう。そして、赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。

赤ちゃんは大人が予想もつかないところでケガをするので、対策をするときは、赤ちゃんの目線になって考えてみましょう。保育所では、ケガにつながらなくとも「ヒヤリ」としたときに、次にヒヤリとしないようにどうすればいいかを考えて対策をしています。そうすることで、ケガや事故が格段に減ります。
ママのヒヤリとした感覚は大切です。ヒヤリは赤ちゃんの安全を守ってくれるヒントだと思い、対策してみてください。

著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
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