ホントにできるの!?生理を早く終わらせる方法を専門家に聞いてみた!
ピルのリスクって?
「血栓症になる可能性がまれにあります。血栓症というのは、飛行機のエコノミークラス症候群として知られていますね。ホルモン剤を長く飲んでいると血液が固まる傾向があって、その固まった血液が血管を詰まらせてしまい、突然の手足の痛みやむくみ・息切れや胸痛などの症状が出てきます。
だから、ピルを処方するにはいろいろな条件を設けています。まず、タバコを吸っている人にはおすすめしないです。あとは40代以上の方も血栓症のリスクが高くなるので、あまりおすすめしません。
タバコを吸わない若い女性にはメリットのほうが大きいんですけどね。ピルは子宮内膜症の治療薬としてもよく使われています」
今回お話を聞いてみて、インターネットで噂されているような方法では生理を早く終わらせることはできないことがわかりました。
それと同時に、ひとつだけ低用量ピルの服用という確実な手段があることもわかりましたね。
ただ、何の目的もなくピルを飲むことは危険です。どうしても必要な場合は必ず婦人科の医師に相談し、指示を守って服用するようにしましょう。
監修者:医師 三鷹レディースクリニック院長 天神尚子 先生
日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。
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