今年4月に妊婦加算が撤廃?! 今後は妊婦の受診はどうなる?
たしかに、妊娠中は産科以外の病院を受診することがためらわれる場合やどこに相談していいかわからないというような場合も多いように思います。妊娠中でも安心してどの医療機関へも受診できるような環境の整備が必要でしょう。そのためには、産科以外の医療機関においても妊婦の診療に積極的な医療機関を増やして体制を強化したり、妊婦への診療体制などの周知や産婦人科の主治医とそれ以外の診療科との連携を強めていくことも必要ですね。
妊婦加算の制度は妊婦に負担がかかっているように感じていましたが、本来は妊婦がどの医療機関でも安心して受診しやすい環境づくりのためのものでした。今後は妊婦が負担だと感じるものではない新しい制度ができ、ますます安心して妊娠・出産できる環境が整うといいなと思います。
監修者・著者:助産師 高杉絵理
大分県の大学にて看護師・助産師・保健師の資格を取得後、総合周産期母子医療センターにて産科やNICUに勤務。結婚を機に上京してからは、もっと育児が楽しくなるようにママや赤ちゃんにいつも身近に寄りそっていたいとの思いより、地域での助産師活動を開始する。 現在は、世田谷区の行政や病院で働きながら、開業助産師として地域での講座やイベントを開催し子育て支援活動を幅広く行っている。
また、ベビーカレンダーにおいても、妊娠・出産・育児を楽しめるように、ママたちが読みやすく分かりやすい記事を心がけ執筆中。