「今まで知らなかった!」助産師が教えるよく食べる子になる3つのコツとは
助産師・ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、離乳食についてお話しています。食べるタイミングと時間や座る姿勢など、今まで知らなかったコツを詳しく解説!
離乳食について悩んでいるママも多く、様々な工夫をされているかと思います。なかなか食べてくれないお子さんに対して、長い時間をかけて食べさせて、離乳食の時間がお互いにストレスになっていることがあります。
今回は、離乳食をあまり食べない子どもを持つママへのメッセージです。
食べるタイミングと時間を調整しよう
離乳食を食べるタイミングははじめのうちは授乳の前でも、途中でも、後でも大丈夫です。大切なのは落ち着いて食べられる状態であること。「食べること=とても楽しいこと」を伝えられるように、作っている様子や準備しているときも可能であれば見せながらやってみましょう。また、楽しい時間になるように、笑顔で会話をしながら食べるようにします。
おいしく食べるためには、「ほどよい空腹」を作ることも大切です。食事の間隔を2.5〜3時間あけることを目標にしましょう。母乳・育児用ミルクをあげた場合は1時間経てば食事にできます。
長い時間をかける、強引に食べさせるのはNG
たくさん食べてほしくて、長い時間をかけて頑張って食べさせていることがありませんか? 実は、一食にかける時間が45分を越えると、食べることについやすエネルギーのほうが食事エネルギーより増えてしまうといわれています。
子どもの食事時間を調べた研究によると1回の平均食事時間は20分で、ゆっくり食べる子どもでも25分でした。食事時間は15〜30分で、長くても40分までになるように心がけましょう。食べることを強制することは、子どもにストレスを増加させたり、食欲を減少させます。強引に食べさせないようにして、ママは食べることを応援してあげましょう。
たくさん食べるためには姿勢や環境が大切
きれいに食べることよりも、楽しく食べることを優先させて食べやすい環境をつくることが大事です。小さな子どもは体のバランスをとりながら座ることと、食べることを一緒にするのは難しいといわれています。また、6歳までは同時に2つ以上のことができず、気が散りやすいことが特徴です。
食事のときの座る姿勢は、お子さんの足首、膝、股関節の部分が90度になるように、足の裏が床に全部ついていることが大事です。