「個性としか言えない」1時間も眠らない息子。心も体もボロボロに…
息子は生まれたときから、よく泣く赤ちゃんでした。母乳や育児用ミルクを飲ませても、1時間続けて眠ることができればいいほう。おかげで睡眠不足の日々が続き、私は心も体もボロボロでした。まとまって眠らない息子の育児についてお伝えします。
よく寝る子とあまり寝ない子の違い
スヤスヤ眠るというイメージだった赤ちゃん。でも、現実は違いました。出産直後からとにかく泣く。入院中も息子の泣き声が響き渡っていました。
やっと眠ったと思っても、30分後には「ふんぎゃー!」。母乳や育児用ミルクは飲ませているのにどうして?と、出産を終えたばかりの体は休まることがありませんでした。
生後6カ月を過ぎても、1時間続けて寝たらいいほう。育児相談や小児科で何度も相談しましたが、個性としか言えないとのことでした。
疲労は限界に達し、産後うつに
私は約1年半、睡眠不足と闘いました。目の下にはクマ、肌荒れ、口角炎……。鏡に映る自分の顔を見るたびに「一気に老けたな」と気が沈んだものです。胃腸も弱り、下痢が続く日々。
まとまって眠れないというのは、本当につらいことでした。
そして、慣れない育児で精神的、体力的にも限界に達し、産後うつを発症してしまいました。そんな状況を見兼ね、夫や義母が夜間の授乳を手伝ってくれました。改めて周囲の協力が必要だと感じた瞬間です。
断乳で睡眠不足から解放された
1歳を過ぎても同じ状況が続き、どんな対策を試しても改善することはありませんでした。息子が1歳半になったころ、仕事復帰の関係で断乳を決行しました。
約1週間は泣きわめき、何度か心が折れそうになりましたが、ぐっと我慢。すると、いつの間にか2~3時間まとまって眠ってくれるようになりました。
息子にとってはかなりの成長です。結局、朝までぐっすり眠ってくれるようになったのは、3歳に入ってから。長い闘いでした。
2人目の娘は授乳時間になっても起きないくらい、よく寝る子でした。息子の育児が大変だった分、すごくラクな育児をさせてもらいました。よく寝る子、寝ない子の違いは、やっぱり個性だったのかもしれません。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。