「ドスンッ!」顔面蒼白。子どもがベッドから落下、頭を打って嘔吐して…
子どもがベッドやソファから落ちて頭を打ってしまった! そんな経験は多くのママがしていると思います。頭の中は切り傷などと違って目には見えないので、このまま様子を見るべきか、すぐ病院に連れていくべきか、悩みますよね。
今回は、子どもがベッドから落ちて頭蓋骨にヒビが入るケガをしてしまったママ・Tさんから聞いた体験談を紹介したいと思います。
意識を失って、その直後に嘔吐
この体験をしたTさんは、3人の子どもを持つママ。事故が起きたのは、三女が2歳のとき。小学生のお姉ちゃんたちと子ども部屋で遊んでいた三女が、三段ベッドの上から落ちてしまったのです。
リビングにいたTさんは「ドスン!」という音を聞いて、慌てて子ども部屋に飛んでいきました。すると床の上に倒れて泣いている三女がいて、お姉ちゃんたちが「ベッドから落ちた!」と顔面蒼白になっていたのです。
Tさんが三女を抱きかかえて「大丈夫?」と聞くと、「痛い痛い」と言いながら頭を触っていました。はじめは大きな声で泣いていて言葉も発していた三女でしたが、数分ほどして意識を失うようにすうっと眠ってしまい、その直後に今度は嘔吐。「頭を打って眠ったり嘔吐をしたりするのは危険な症状」という知識があったため、すぐに近くの救急病院へ向かいました。
頭蓋骨にヒビが2つ入っていた
車の中から病院に連絡し、頭を打った状況を説明しました。すると病院の入り口で看護師さんが待機していて、そのままストレッチャーに乗せられて三女は処置室へ。その間もずっと意識はなく眠ったままでした。
そして頭のCT検査などをした結果、脳には異常はなかったのですが、頭蓋骨にヒビが2つ入っていると判明。「どうやって治療をするんですか?」と聞いたところ、先生からは「放っておくしかない」という答えが。
子どもの頭は骨がやわらかく、しかも毎日少しずつ大きくなっているので、1カ月もすれば自然とくっついて治るというのです。
脳には異常がなく無事に退院!
三女は意識を取り戻しておらず、その後の経過を見守るために入院することになりました。そしてベッドから落ちて14時間経過した翌日の朝、三女は目を覚ましたのです。
看護師さんが「○○ちゃん、誰かわかる?」