子育て情報『出産時、子宮口はどう開く?なかなか開かないことも?妊娠中にできること』

出産時、子宮口はどう開く?なかなか開かないことも?妊娠中にできること

 

このような対処をしながら子宮口が全開大するまで経過を見ていきますが、途中でおなかの中の赤ちゃんの心拍数が低下したり、ママの体力の消耗が激しいなどで、このままでは母子に危険が及ぶと判断された場合には、帝王切開に切り替わるケースもあります。

妊娠中にできることはある?

自分の出産がどのような経過をたどるのかは、やはり始まってみないとわかりません。ですが、少しでもスムーズな出産となるよう、妊娠中から準備しておくことも大切です。

妊娠中に体重が増えすぎたり、もともと肥満体型であったりすると、微弱陣痛などさまざまな合併症を引き起こす危険性があります。妊娠中は脂っこい食べ物などを控える、無理のない範囲で体を動かすと同時に、不足しがちな鉄分やカルシウムを積極的に摂り入れるようにましょう。妊娠中に激しい運動は禁物ですが、適度な運動は体力維持やストレス解消にも効果的だと言われています。臨月になったらウォーキングなどの有酸素運動やストレッチなどに取り組んでみましょう。

そして、特に初産の場合、分娩中の痛みや恐怖から、過緊張に陥ってしまう場合があります。
妊娠中に分娩の進み方をよく理解しておき、日頃からイメージトレーニングをおこないましょう。また、緊張したときにはゆっくり息を吸って吐く、いわゆる呼吸法の練習もしておくとよいでしょう。呼吸法にはさまざまな手法がありますが、陣痛のタイミングに合わせてしっかり息を吐くことを意識しましょう。

まとめ

分娩の進み方、子宮口が開くタイミングや所要時間には個人差があります。妊娠中から体と気持ちのメンテナンスに取り組むとよいでしょう。陣痛中は痛みも伴い、長時間となることもあるため、ゆっくり深呼吸し、なるべくリラックスして過ごしましょう。


◆関連動画出産ドキュメンタリー

監修者・著者:助産師 REIKO
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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