他人が羨ましい。自分がみじめ。人と比べてつらくなったときの処方箋
Aさんの旦那さんはとても良い会社に勤めている、Bさんは産後なのにいつもおしゃれできれい、Cさんの家は夫が家事を手伝ってくれてとても仲が良い……など、自分や自分の家庭と比較して人を羨み出して止まらず、どんどん自分をみじめに感じてしまう。そのような状況になったときにやってみたいこととは?
比べて良いことがあるのか考えてみる
考え始めると思考が止まらず、あれもこれもと他人の羨ましい状況が浮かんできてしまったら、「自分と他人を比べてみて良いことがあるのだっけ?」と自問自答してみてください。
考えるのはやめよう、と思ってもなかなかやめられないものです。そんなときは、別の思考を開始するのが一番。他人と比べて良いことがあるのか探してみて、特に見つからないようであれば、自ずと「こんなこと考えても仕方ない」と思えることがほとんどです。
大切なものについて考えてみる
もし、羨ましいと思う人と入れ替わったら幸せかどうか?と想像してみるのも1つの手です。そこには、自分の子どもも夫も親も、例えばペットもいません。自分が大切にしているものは、そのままの姿では存在していません。実際にその人の立場に立って考えてみたら、いろいろと面倒なことが思い浮かんでくる場合もあります。たとえば、あの人の夫はとても素敵で羨ましいけれど、神経質そうなところがあるから自分の場合、一緒にいると息が詰まりそうかも、など。
自分の生活に自分が手放せないものがたくさんあることを今一度思い浮かべてみることで、現在の自分を受け入れられるようになることがあります。
自分ができることはチャレンジしてみる
自分と他人を比べてみることはマイナス面ばかりではありません。羨ましいと思うということは、自分が良いと思っている状態が可視化されたということでもあります。
自分の方法で目指してみることで新しい楽しみが生まれるかもしれません。
たとえば、DさんのSNSはいつでもおしゃれなカフェで溢れていて素敵。私はそんなお金もヒマもないのに……とは思わずに、SNSでおしゃれなカフェを披露しているのが羨ましいのか、カフェに行ってゆっくりしている状況が羨ましいのか、何を自分が羨ましいと思っているのかしっかりひも解きましょう。その上で、カフェに行ってゆっくりしていることが羨ましいという結論に達したのであれば、1カ月に一度でも自分が行きたいと思っているカフェに行く時間をつくってみてはいかがでしょうか。