生理痛が重い人は要注意!こんな症状なら即受診!生理に隠れた病気とは?
婦人科の検査で子宮筋腫やその他の病気が見つかったりすることもあります。
筋腫が大きくなるとお腹にしこりを感じるようになりますが、しこりが触って分かるようになるのは筋腫が赤ちゃんの頭くらいに大きくなってしまってからなので、自分では気づかないことも多いです」
その他に考えられる病気の可能性
「たびたび不正出血がある時は卵巣ホルモンのバランスが悪かったり、子宮がん、子宮頸管ポリープ、性病のクラミジア感染、子宮内膜ポリープなどにも気をつけなければいけません。しこりがあってお腹がときどき痛くなるなどの症状には卵巣腫瘍のチェックも必要です。
生理に関しても、生理が2週間以上続く、月に何回も生理が来る、年に数回しか生理が来ない、極端に生理の量が少ない、3か月以上も無月経と言った症状も何かの病気が原因となっていることがあります」
何となく抵抗があって避けていたり、必要ないと過信してしまっていたり。いろんな理由で婦人科を受診していない人は意外と多くいます。生理不順や生理痛に悩まされている人はもちろん、特に不安がなくても、せめて会社や自治体で受けられる健診だけでも受けておきましょう。子宮がん検診のついでに超音波検査もしてもらうと、子宮や卵巣に異常がないかどうかも分かるそうですよ。
監修者:医師 三鷹レディースクリニック院長 天神尚子 先生
日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。
その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。