種が出てきて気持ちが悪い…。なすの調理法を管理栄養士が教えます!
「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【管理栄養士に相談】。そのなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回はなすの調理法に関するご相談です。
Q.なすはどのように下処理、調理をするのが望ましいのでしょうか
1歳の子どもを育てています。なすが手に入ったのでネットで調べ調理をしたところ、水にさらしアク抜きをしたにもかかわらず種がすごく出てきました。今回は、だしで他の野菜と一緒に煮たのですが、煮ている間も種がたくさん出てきて、見ていて気持ち悪くなりました。空気に触れると種が出てきて、種は子どもには消化に良くないとネットで記載がありましたが、なすはどのように下処理、調理をするのが望ましいのでしょうか。
サイトによりけりですが、なすには栄養価があまりないとの記載や、がん予防に良いなど正反対な記載が多いです。
久野多恵管理栄養士からの回答
なすの種が黒くなっているものは、鮮度が落ちているということが考えられます。身が茶色く変化している場合は腐敗が進んでいますので、食べないように気をつけていただいたほうが良いですが、黒い種は食べても特に問題はありません。見た目で食欲が減退するようであれば、お子様には出さないほうが良いかもしれませんね。1歳を過ぎているお子様ですし、なすの種を食べても問題ありませんので、新鮮なものを選んで与えるようにしましょう。
なすは水分が多く含まれますが、皮の部分にはポリフェノールが含まれ、抗酸化作用があります。皮はむかずにそのまま調理しましょう。その他、カリウムや食物繊維も含まれますので、生活習慣病予防にも効果がありますので栄養価が低いということはありませんよ。
なすは切ってから水にさらし、調理の直前に水を切ります。
揚げたり、炒めたりという油を使う調理の場合は、水をふき取ってから調理しましょう。1歳くらいのお子様でしたら、スープや味噌汁などの汁物に使用するのがおすすめです。ポリフェノールが溶け出しても、スープとして飲めるので、効率的に栄養を摂取できます。※参考:ベビーカレンダー「管理栄養士に相談」コーナーより