2~5歳の小食について、年代別に見直しポイントやアドバイスを紹介!
子どもの偏食事情について、管理栄養士の久野多恵さんにお話を伺いました。
小食を解決へと導く方法や、小食になる要因についてなどを詳しく解説していきます!
小食の悩み! 生活習慣を見直して改善したケースも…
小食と偏食は一緒に相談されることが多く、偏食があって小食で困っているというケースが多いです。その原因としては、偏食に通じる部分もあるのですが、下記のような原因が挙げられます。
◆お腹がすいていない
運動不足や活動量が少ないことが考えられるほか、生活リズムの乱れ(夜型や食事の回数が少ない、大人がダイエットしているから1日2食にしている、遅寝遅起きなど決まった時間に起きていない)も考えられます。
◆間食を食べすぎている
市販品のお菓子の食べすぎや糖分の多い飲み物を飲みすぎていると血糖値が下がらないのでお腹がすかない原因になってしまいます。
◆食に対して興味がない
そのほかのものに興味が向いてしまうということが考えられるので、食事をする環境が整えられているかどうかを見直す必要があります。(例: オモチャを片付ける、テレビを消すなど)
◆食事のときに怖い経験をしたことがある
少ししか食べられなかったときにママにすごく怒られた、食事の環境がいつも怖い雰囲気になっているなど、食事が怒られる場になったりしていると子どもの食育がそがれてしまう場合もあります。
◆便秘気味
便秘気味の子どもだと腸内環境が乱れているケースもあります。人間の構造的に排泄しないと食べ物を摂取しにくいというのがあるので、便秘体質の子どもは食べ物を受け入れにくい、すなわち食べ物を摂取しにくい状態になりやすいです。
◆体質
ママやパパの体質の遺伝で、もともと小食だということもあります。
まれに、食事のとき魚の骨がのどにつかえてしまって苦しい思いをしたことがあったり、骨がのどにつまり、大量に嘔吐してしまったなどの経験があると、一定の期間食事が進まないということも考えられます。
その子の体質など個人差はあり、一概に断定できるものではないですが、意外と生活習慣や生活リズムのみだれが原因となっているケースが多いのも現状です。規則正しい生活リズムにすることで、小食が改善されたというケースも実際多く見受けられます。