【厚労省速報】購入時に注意! 効果のない消毒&除菌薬があった!?
のサイトで公開されています。随時情報が更新されているようですので、確認してみてください。
■次亜塩素酸水
テーブル、ドアノブなどには、一部の「次亜塩素酸水」も有効です。「次亜塩素酸水」は、「次亜塩素酸」を主成分とする、酸性の溶液です。名前が似ていますが、「次亜塩素酸ナトリウム」と異なる物質なので間違えないようにしましょう。「次亜塩素酸ナトリウム」を水で薄めただけでは、「次亜塩素酸水」にはなりません。しかし、「次亜塩素酸ナトリウム」を原料に酸を加えたり、イオン交換などをすることで酸性に調整したものも「次亜塩素酸水」として販売されています。これには規格や基準がなく、成分がはっきりしないものもあるようです。
使用方法、有効成分、濃度、使用期限などを確認し、情報が不十分な場合には使用を控えましょう。
「次亜塩素酸水」は、保存状態次第では時間と共に急速に効果がなくなるため、使用方法にも注意が必要です。「次亜塩素酸水」を使用する際は、消毒したい物の汚れをあらかじめ落としておきます。拭き掃除には、有効塩素濃度80ppm以上(ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを水に溶かした製品の場合は100ppm以上)の次亜塩素酸水をたっぷり使い、消毒したいものの表面をヒタヒタに濡らしたあと、20秒以上おいてきれいな布やペーパーで拭き取ります。元の汚れがひどい場合などは、有効塩素濃度200ppm以上のものを使うことが望ましいとのことです。生成されたばかりの次亜塩素酸水を用いて消毒したい物に流水掛け流しをおこなう場合は、35ppm以上のものを使用し、20秒以上掛け流したあと、きれいな布やペーパーで拭き取ってください。
■アルコール
濃度70%以上95%以下のエタノールを用いて拭き取ります。手や指などのウイルス対策同様に、70%以上のエタノールが入手困難な場合には、60%台のエタノールを使用した消毒も差し支えないとしています。
空気中のウイルス対策
人がいる環境に、消毒や除菌効果を謳う商品を空間噴霧して使用することは、眼、皮膚への付着や吸入による健康影響のおそれがあることから推奨されていないそうです。特に、人がいる空間への「次亜塩素酸ナトリウム水溶液」の噴霧については、眼や皮膚に付着したり吸入したりすると危険であり、噴霧した空間を浮遊するすべてのウイルスの感染力を滅失させる保証もないことから、絶対におこなわないよう呼びかけています。