2020年7月28日 15:30
屋内屋外関係なし!夏に起こしやすい子どもの熱中症の予防策と対策!
すぐに医療機関へ連れていく必要があります。
熱中症の応急処置
子どもの熱中症の症状が軽度(1度)の場合、まずおこなってほしいのが、日陰や涼しい室内へ移動させることです。次に首筋や脇の下、足の付け根を冷たいタオルや氷などで冷やします。そして、脱水症状にならないよう水分補給を少しずつおこない、様子を見ます。
また、中度(2度)の場合も基本的には軽度と同じ対応を取りつつも、できるだけ早めに病院を受診するようにします。
さらに、重度(3度)の場合はすぐに救急車を呼び、1秒でも早く病院を受診するようにします。
子どもの年齢にあった水分補給を
生後5カ月くらいまでは、母乳かミルクで水分補給をおこないます。生後6カ月以降(離乳食が始まるあたりから)は、母乳やミルクに加えて麦茶でも水分補給が可能になります。1歳以降の子どもの水分補給は、基本的には水やお茶で十分ですが、お好みの水分で大丈夫です。また、氷も良いでしょう。熱中症かなと思ったら塩分補給をするために、野菜スープなどを飲ませるのも効果的です。
熱中症にならないために気を付けることとは
初夏からお散歩や外遊びをしておくと、暑熱順化によって夏に強い体になります。高校野球が中止になったのも春から初夏に練習をせずにいざ本番で真夏の甲子園で試合をすれば、元気な高校球児でも熱中症になってしまうからです。そのため、日頃から外遊びや日光浴をおこない、熱ストレスに強い体づくりをおこないましょう。
そうすることで熱中症のリスクが下がります。
また、上記のほかにも、子どもが熱中症にならないためには、どのようなことに気を付けたらいいのか具体例をご紹介いたします。
●小さな変化も見逃さないようにする
顔色が悪くないか、動きがにぶくなっていないか、体を触って異常な熱さがないかなど、しっかりと子どもを観察し、小さな変化も見逃さないようにします。異常が少しでも見られたら、水分補給をおこなったり、日陰で休ませるようにしましょう。
●こまめに水分補給と休憩を取るようにする
野外の場合は特に注意が必要です。夏の野外は暑く、体力も消耗しやすくなるため、例えば15分おきなど時間を決めて、水分と一緒にこまめに休憩時間を取るようにします。