子育て情報『予定日はまだ先……もし今赤ちゃんが生まれたら!?【後編】』

予定日はまだ先……もし今赤ちゃんが生まれたら!?【後編】

呼吸に必要な「肺サーファクタント」も十分な量になり、呼吸状態も落ち着いてきます。

私が働いていた病院では、妊娠35週以降で出産する場合、特に問題がない場合は自然分娩の方針がとられていました。生まれてきた赤ちゃんの状態によっては、産婦人科病棟で経過を見ることも。しかし、まだまだお熱のコントロールがうまくできなかったり、低血糖になったりと注意が必要で、最初は産婦人科病棟で経過を見ていたけれど、やはりNICUへ……というケースも少なからずありました。

自然分娩が可能になることや産婦人科病棟で赤ちゃんが管理できるということもあり、切迫早産の治療のためにおこなっている点滴を中止する目安も妊娠35週でしたよ。

このように赤ちゃんの成長・発達段階の節目となる在胎週数があります。”〇週だからこう!”というわけではなく、在胎週数が浅くても、比較的元気な赤ちゃんもいますし、その逆もあります。あくまでも目安ですが、参考にしていただければと思います。


監修者・著者:助産師 REIKO
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

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