2021年2月15日 20:00
「100%飲ませたほうが悪い」と医師に叱られ…誤飲の怖さを再認識した体験談
歯が生え始めるころから、何でも口に入れたがるようになった1歳5カ月の息子。4歳年上のお姉ちゃんのおもちゃにはビーズやシールなど小さい物がやたらと多く、常に誤飲を心配していました。息子はさまざまな物を口には入れても飲むそぶりは見せず、いつも口に含んでいるだけなので、心のどこかで「口に入れてるだけだから大丈夫」と思うようになってしまっていた私。しかしそのできごとは起きてしまいました……。
※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通るもの)は誤飲するおそれがありま す。赤ちゃんに渡さないでください。
※赤ちゃんが遊んでいるときはママは赤ちゃんから目を離さないようにしてください。
息子の手に星型スパンコール
その日いつものように夕食の準備をしていると、息子がご機嫌でやってきました。
息子の手にはキラキラと輝く星型のスパンコールが2つ。お姉ちゃんが工作に使っていて片付け忘れたものが床に落ちていたようです。息子はその直径8mmほどのスパンコールが気に入ったらしく、何度も床に落としたり拾ったりして遊んでいました。
いつものパターンだとこのあと口に入れそうだなと思いましたが、ここで取り上げると泣かれるのが常。夕食作りが進まなくなるので、私はつい「口に入れたら出させよう」と思い、しばらくそのまま様子を見ることにしてしまいました。そこへ宅配業者が来て……。
激しく咳き込む息子を前に何もできない私
宅配便を受け取って扉を閉め振り向くと、そこには今までになく激しく咳き込む息子の姿が! スパンコールを飲み込みそうになっているのだということはわかりましたが、一体今どうすればよいのか、頭が真っ白になりました。まだ吐き出させることができるかもしれないと、喉の奥のほうに手を突っ込んで吐かせようとしましたが、息子はさらに激しく咳き込むばかり(※1)。
次に何をすべきか、よく回らない頭で考えているうちに、スパンコールが喉元を過ぎたのか、息子の咳は止まり元の様子に戻ったので、ひとまず抱っこしていると息子はまたご機嫌になりました。
(※1)1歳未満の場合は背部を叩き、1歳以上の場合は腹部を突き上げるハイムリッヒ法で喉に詰まった異物を取り除きます。ただし、スパンコールのように薄いものが喉に貼りついてしまうと、これらの方法では取れない可能性もあります。