子育て情報『「100%飲ませたほうが悪い」と医師に叱られ…誤飲の怖さを再認識した体験談』

2021年2月15日 20:00

「100%飲ませたほうが悪い」と医師に叱られ…誤飲の怖さを再認識した体験談

口の中に異物が見えており取れそうな場合は手を入れて掻き出しますが、異物が見えない状態で手を入れて掻き出そうとすると、口内を傷つけたり、嘔吐を誘発したりするほか、異物を奥に押し込んでしまう可能性もあるので危険です。

「子供の健康相談室」へ電話。助言を得る

その場はなんとか落ち着いたものの、体内に入ったスパンコールが何か悪さをしないものかと私の心配は続きます。かかりつけの小児科で教えてもらった、夜間や休日の緊急時の対応について電話相談できる「子供の健康相談室」に電話をしてみました。

電話口の看護師さんに詳細を説明すると、「今呼吸がぜーぜーしたりヒューヒューしたりしていなければ恐らく大丈夫。スパンコールが胃のほうに落ちていればうんちと一緒に出てくるはず。ただもし気管のほうに入ってしまっていると肺や呼吸器が傷つく恐れがあるので、一度病院で胸の音を聞いてもらったほうが安心」と、てきぱきと助言いただき、近くの夜間病院を案内してもらいました。

タクシーで夜間病院へ急ぐ

幸い病院は家から車で5分程度の場所だったのでタクシーを呼び、急いで受診。
嵐のような天候の日だったためか、待合室に他の患者さんの姿はなく、すぐに診てもらうことができました。診断結果は、呼吸に異常はなし。

電話相談での助言と同じく、胃に落ちてしまったスパンコールは恐らくうんちと一緒に出るので、便に注意を払いながら経過をみる他ないとのことでした。最後に「誤飲は100%飲ませたほうが悪いですよ」とお叱りの言葉を頂き、私は息子に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

幸いその後も息子は元気に過ごしていますが、医師からもらったお叱りの言葉は私の心に深く刺さり、息子の持っているスパンコールを目撃した時点で、泣かせてでも取り上げるべきだったと反省しきりです。誤飲は怖い、いつも口に入れているだけで飲まないからと過信するのは本当に危険、飲み込んでしまったときには遅いのだと、深く心に刻んだできごとでした。 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。スパンコールで遊ぶ際は誤飲等にご注意ください。
お子さまが遊んでいる間はそばで見守るようにしましょう。また、必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

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