子育て情報『男の子が人形遊び、女の子が戦隊ごっこ?性別とは逆の遊び方への対応とは』

2020年9月29日 07:30

男の子が人形遊び、女の子が戦隊ごっこ?性別とは逆の遊び方への対応とは

秘めた可能性に気づけたり、新しい発見だってあるかもしれませんよ。

大人の価値観を子どもに押しつけないことが大切

子どもは、2歳ぐらいになると自分が男か女かを表面的に理解するようになります。そして、男の子、女の子として接せられるうちに、性差への意識が深まっていくと考えられています。その後、5歳ぐらいになると性を自認していきますが、実際に自分の性の自認がはっきりしてくるのはもう少し先のことが多いです。

子どものころに、性別とは違う遊びをしたからといって、将来の性の自認に影響を及ぼすことはありません。親は無意識のうちに男の子らしさや女の子らしさを求めがちですが、幼少期から価値観を押しつけ、線引きをしないことを意識することが大切です。

親としては、「男の子らしく」「女の子らしく」を求めてしまうのは当然なことです。でも、一番大切なのは、“その子らしく”あること。
不安になることもあるけれど、今ある個性を尊重し、伸ばしてあげることが、今やるべきことなのかもしれません。

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著者:井上 裕紀子
監修者:医師 国立研究開発法人国立成育医療研究センターこころの診療部長 小枝 達也 先生
鳥取大学医学部脳神経小児科入局。小児神経科、小児科、新生児医療、神経内科、障害児医療の研修を積み、オランダ政府奨学生としてアムステルダムライ大学小児科へ留学。その後、鳥取大学医学部講師、助教授を経て、鳥取大学教育学部教授に就任。その後、鳥取大学地域学部教授、鳥取大学附属小学校長(併任)、鳥取大学地域学部附属子どもの発達・学習研究センター長(併任)を歴任し、平成27年3月鳥取大学退職。平成27年4月より国立研究開発法人国立成育医療研究センターこころの診療部長に就任。平成29年4月より副院長併任。

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