子育て情報『「保育園に行きたくない!」泣いて拒むわが子へできる親のサポートとは』

2020年10月29日 17:30

「保育園に行きたくない!」泣いて拒むわが子へできる親のサポートとは

目次

・子どもが登園を渋る原因は?
・大切なのは「行きたくない」気持ちを受け止めること
・「行きたくない」とき、親ができるサポートは?
登園拒否子ども


「保育園に行きたくない……」そう子どもが言ったら、困る半面、何かあったのではと心配になりますよね。まだ自分の気持ちや状況をうまく伝えられない年齢だけに、親がどう向き合い、対処してあげると良いのでしょうか? 今回は、臨床心理士で現在は保育園で保育士へのコンサルテーションをおこなっている塩﨑尚美先生にお話を伺いました。

子どもが登園を渋る原因は?


子ども登園拒否2


子どもが登園を渋る理由で一番多いのが、“ママと一緒にいたい”“離れたくない”というケース。特に、ずっと一緒に過ごした休み明けや病気で園を休んでママに看病されていたあとに登園を嫌がる子が多いようです。“ママと一緒にいたい”と似たケースで、“家で好きなように遊んでいたい”という理由もあります。

ほかにも、お友だちとケンカした、先生に叱られた、嫌なことをされたなど“人間関係で嫌な出来事があった”とき。“体調が悪い”ときもくずります。まだ熱が出ていなくても、だるいなどの予兆を感じて行きたくなくなることも。“プールに入りたくない”“先生が代わった”“体操の時間が苦手”“集団行動が好きではない”など、嫌いなカリキュラムをやりたくないケースも。ママと離れたくない以外は、大人が「会社に行きたくないなぁ」と、思う理由と似ていますよね。


大切なのは「行きたくない」気持ちを受け止めること

親子ハグ


2歳くらいまでの後追いの時期や他者とのコミュニケーションがしっかり確立できない時期は、ママと離れる寂しさが先立ちますが、年中さんくらいになると明確な理由が出てきて、言葉で表現できることも少しずつ増えてきます。

「行きたくない」と言ったら、「どうして?」と理由を聞いてあげることが大切です。うまく答えられないようなら「友だちとケンカしたの?」「どこか痛いの?」「ママとバイバイが嫌なの?」など、回答を促してあげるといいでしょう。

ただ、理由を聞いてあげるといっても、体調不良などお休みする正当な理由ならまだしも、それ以外はむやみに休ませるわけにはいきません。まずは理由を聞いて、「寂しいよね。ママも寂しいよ」「ケンカしたのね? 悲しかったね」と、子どもの気持ちを受け止めて、落ち着かせてあげることを最優先に。


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