コンビニでOK!助産師がおすすめする「つわり救済フード」セレクション
つわりは妊娠6週ごろから始まり、約8割の妊婦さんが経験するといわれています。つわり症状は個人差が大きく、まったくつわりがない方から、なんとか生活ができたという方、入院するほどの重症化する方もいるほどです。
今回は、つわりで辛い妊婦さんでも食べられる、コンビニやスーパーで手軽に買える食品を紹介します。
つわりのときにとりたくなる味とは
妊娠すると、味の好みが変わると良くいわれています。個人差はかなりありますが、すっぱいものやしょっぱいものが好まれて食べられているようです。これらのものは、いつものサラダやスープなど料理の中に取り入れたり、飲み物や飴・ガムなどのお菓子の味に選んだりするといいですね。
すっぱいもの:梅・酢
コンビニでもたくさんラインナップされて入れうのが梅のお菓子。懐かしのお菓子から、飴やグミなど食べ比べてみるのもいいですね。
すっぱいもの:レモンや柑橘類
レモン味はおしゃれなものから刺激的なものまであります。一口で食べられるものだと便利ですね。
その他
塩気のあるもの、塩昆布などのしょっぱいものもおすすめ。これから冬になるとたくさん出てくる「しょうが味」はつわり症状を軽減させるという報告もあるようです。
炭酸水や食べ物から水分を取るようにする
つわりのときは、水分が取りづらいという方がいます。炭酸水や酸味があるもの、また冷たいものが飲みやすいのであれば、まずは飲み物にもレモン味のものを取り入れてみるといいでしょう。
水分は受け付けないという場合は、ゼリーや氷などで水分補給をしましょう。スーパーやコンビニなどで売っているカットフルーツなどもおすすめ。
また、ミニトマトであれば、カットせずそのままでも食べられてとても便利です。
ランチがパスタやおにぎりなど炭水化物がメインになってしまうときには、カットフルーツやフルーツ入りヨーグルトをプラスするだけで栄養バランスがよくなります。また、冷凍フルーツは賞味期限も長く家に常備しておくと便利です。
【おすすめの食べ物】
・炭酸水(レモン果汁入りを選ぶ人が多い)
・乳酸飲料水
・アイス(クリーム系よりもかき氷や氷菓子の方が食べやすい)
・ゼリー
・ヨーグルト
・フルーツ(パイナップル、バナナ、グレープフルーツなど)
・トマト
仕事や家事の合間などの軽食におすすめ
空腹はつわり症状を増強させることもあります。飴やガム、グミなどをポケットやバッグに入れておき、気持ち悪くなりそうなときなどに食べると少しラクになることも。とくに電車通勤をしている方は、持ち運びしやすく手軽に食べられるものがおすすめです。個包装になっているものを、ポーチや巾着に入れておくと安心です。
飴、ガム、グミ、お煎餅、梅干し(干し梅)
その他こんな食べ物も!
揚げ物
つわりのときは、揚げ物は食べられなさそうなイメージですが、よく聞くのが、ポテトフライが無性に食べたくなるということ。
塩気と油っぽさがいいようです。ただし、食べ過ぎには注意しましょう。
そうめん
薬味などで工夫すると、バリエーションも増えて飽きずに食べられます。麺類のなかではつわり中に1番食べやすかったという方が多いメニューです。
つわり症状は1日のうちで変動があり、比較的落ち着いている時間に食事をするのもいいかと思います。個人差はありますが、つわりは妊娠16週ごろにおさまることが多いです。この時期までは栄養のバランスなどは気にせずに、食べられるときに食べられるものを食べて乗り切ってくださいね。
監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。
病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。