子育て情報『「角度」で効果が違う!?赤ちゃんの鼻水をじょうずに吸引するコツ【ラクに楽しく♪特集】』

「角度」で効果が違う!?赤ちゃんの鼻水をじょうずに吸引するコツ【ラクに楽しく♪特集】

 
赤ちゃんであっても、吸引や吸引中の固定の必要性はしっかりと説明してあげてください。1歳近くなったら、赤ちゃんにお気に入りのぬいぐるみやお人形に吸引するまねを見せたり、ぬいぐるみに吸引するまねをして赤ちゃんに遊んでもらったりすると、機嫌よく吸引させてくれることもあります。

鼻水吸引は「角度」がポイント!

吸引器を当てる角度は、赤ちゃんの鼻の構造を知ることが大切です。赤ちゃんの鼻水がたまりやすいところは、鼻の穴に対して平行方向の後ろにあります。鼻の中心に向けて、斜め内側に吸引口を上向きに浅く挿入し、少し水平になるように立てるような角度にしていきます。吸引できている音がするところを上下にゆっくり動かしながら適切な角度を探ってください。

鼻翼(びよく/小鼻のこと)横のくぼみに指を押しあてて横に引っ張るようにすると鼻腔が広がり吸引しやすくなります。吸引するときは、吸引口を鼻の穴に隙間なくピッタリ挿入するよりも、少しずらして隙間をあけて、空気を一緒に吸引すると取れやすくなります。
泣いていれば耳の鼓膜に負担はかかりませんが、吸引時間は一回10秒以内。お子さんの状態を見ながら、吸引と休憩を繰り返していきましょう。

少しの角度の違いで、効果的に鼻水を吸引することができます。こまめな鼻水吸引は風邪の回復を早くさせたり、中耳炎の予防につながったりもします。ぜひお家ケアとして、試してみてくださいね。

監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。
一児の母。

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