寒い時期にお部屋で読みたい♡ 保育園で人気の2月におすすめの絵本
とケンカに発展し、ペンちゃんが怒って帰ろうとしたときに、ギンちゃんの釣り竿に再びサカナが。最後にとんでもないサカナが!
この本を読むときに、私が大切にしていることは、繰り返しの言葉のやり取りの楽しさを、テンポよく話すことで表現すること。そして、最後のシーンのビックリ仰天の表現です。子どもがビックリするので、読み手もビックリして楽しく読めるといいなと思います。
『てぶくろくろすけ』福音館書店
川崎洋さん作、長新太さんが絵をかいている本です。冬にしか登場しなくて、多くの子どもたちが大好きな手袋が主人公です。
部屋はほかほか暖かく、手袋のおとうさんも、おかあさんも、お兄ちゃんもみんなぐっすり寝ています。そんな中、てぶくろくろすけの片方は、そっと戸を開けて外へ遊びに行きます。
外に出ると、雪でピカピカ光っていて、胸をどきどきさせながら走り始めます。
「さあ、なにをしてあそぼうかな」そうしてたどり着いたところは「てぶくろこどもこうえん」。あっちにもこっちにもいろいろな手袋が遊んでいるのです。「ぼくもなかまにいれてよ」とみんなの方に行くのですが、片方だけのてぶくろくろすけは、じゃんけんやあやとりなどの遊びができません。こうして話が進んでいきます。
この本を読んだ後に「○○ちゃんの手袋も、もしかするとお出かけするのかな?」なんて話をすると子どもはその様子を想像して、きっとウキウキするはずです!
『おふろだいすき』福音館書店
冬の寒い情景が描かれた本の後は、体が温まる絵本を紹介します。
松岡享子さん作、林明子さんの絵の絵本です。温かみのある林さんのお風呂の絵は、その湯気から本当に暖かさを感じるので、大人でも「触ったら温かいのでは?」と思ってしまうほど。
お風呂が大好きな「ぼく」があひるのプッカといつものようにお風呂に入っていました。「ぼく」が体を洗っているときに、プッカがお湯の中を覗くと大きなかめが現れます。そして、ペンギンとオットセイなどどんどん水辺の生き物が現れるのです。最後はクジラまで現れて。みんなで50まで数えてお風呂から上がります。
この本を読むと、今すぐお風呂に入りたい気持ちになります。