2021年3月22日 21:30
お散歩に行くのが楽しくなる!保育園で大人気の春におすすめの絵本
の中の1冊です。
「今日はなんていい天気」。おじいちゃん、おばあちゃん、おとうさん、おかあさんそして10人の子どもたちは家族みんなでおにぎりを持ってぴくにっくに出かけます。野原に出ると、お花が咲いて、ちょうちょが飛んで、つくしが生えて、水たまりにはカエルの卵が。春がやってきたことが絵を見て分かります。
この絵本が出たのは私が8歳のとき。親に何かが欲しいとおねだりすることがあまりなかった私が「欲しい!」とお願いした一冊です。だからか、とっても思い出があります。
対象年齢は3才からですが、いわむらさんの丁寧に書かれた自然豊かな風景は、大きくなっても大人になっても楽しめます。この本を読んでから、家族でおにぎり持ってぴくにっくに行けたら楽しいですね。
『はなをくんくん』福音館書店
ルース・クラウス作、マーク・サイモント絵。50年以上読まれている名作絵本です。
冬の森には雪が降っています。のねずみも、くまも、かたつむりも、りすもみんなそれぞれの巣で眠っています。でも、みんなが急に目を覚まします。「はなをくんくん」させて。
のねずみも、くまも、かたつむりも、りすもみんなはなをくんくんさせながら巣から飛び出します。そして、みんな止まって春を見つけて笑い出します。
ママと一緒にお散歩に出たときに、春を見つけたら「はなをくんくん」を思い出してもいいですね。逆に、絵本を読んでいるときに「今日、〇〇ちゃんも春を見つけたよね」なんてお話ししてもいいですね。暖かな気候と、春が来る待ち遠しさを、絵本を通して親子で感じてみてください。
豊かな春の自然に触れることができない時も、絵本を通してそれを子どもに伝えることができます。つくしはなくとも、家の周りには必ず何かしらの「春の風景」があるはず。ぜひ、身近な春を感じてくださいね!
著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。
息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。