「ジェンダーレスネーム」ランキングTOP10!「らしさ」を払拭した名前人気に<女の子名付け>
近年話題となっている、性差をなくそうという考え方「ジェンダーレス」。性別に関する多様性に対応したジェンダーレス制服を取り入れる学校が増えてきています。
今回は女の子79,425名を対象に調査した『名前ランキングTOP100』のうち、男の子の名前としても用いられる「ジェンダーレスネーム」TOP10をご紹介します。
1位紬(主なよみ:つむぎ)
2019年名前ランキング4位から、2020年は2位へとさらにランクアップした「紬(主なよみ:つむぎ)」が「ジェンダーレスネーム」首位に輝きました。名前に濁音を用いた「濁音ネーム」の一つでもあり、男の子の名づけにも用いられます。
「紬」は紬糸で織られた絹織物を意味し、江戸時代には普段着としても使用されていたというほど丈夫な布だったそうです。「芯の強い人間に育ちますように」「将来、丈夫な縁や絆で結ばれますように」と願いを込めて名づけてもいいですね。
2位葵(主なよみ:あおい)
2019年名前ランキング3位、2020年は7位にランクインした「葵(主なよみ:あおい)」。「葵」という漢字は男の子の漢字ランキングでは39位、女の子の漢字ランキングでは14位にランクインしています。
葉が太陽のほうを向くと言われている草花の「葵」を意味することから、「太陽に向かって咲く葵のようにすくすくと明るく育つように」と願って名づけてもいいですね。
3位楓(主なよみ:かえで)
2019年名前ランキング18位、2020年は21位にランクインした「楓(主なよみ:かえで)」。男の子の名前ランキングでも38位にランクインしています。秋から冬にかけて美しく紅葉する「楓」は、特に寒い季節に人気が高まる名前です。
楓の種子には翼のようなものがついていることから、「大空を羽ばたくように成長しますように」という願いを込めて名づけてもいいですね。
4位凪(主なよみ:なぎ、なぎさ)
2019年名前ランキング55位から、2020年は27位へと大きくランクアップした「凪(主なよみ:なぎ、なぎさ)」。男の子の名前ランキングでも24位にランクインしています。
凪は、風や波が静まる様子を意味することから、風がやんだ穏やかな海の上でボートが静かに浮かんでいる様子をイメージするようです。